お金

資産運用の年利5%は実現可能?金融商品から比較検討した結果

2021年1月7日

  • 資産運用5%を達成するために何を知っておけばいいの?何をしたらいいの?
  • これから少しずつ自分の貯金を投資に回していくには?
  • お金に働いてもらって将来の貯蓄を増やしたいがその方法は?
  • 安全な投資先は何があるんだろうか?
  • 資産運用始める時に元手いくら必要なのか?

今回はこうした疑問にお答えしていきます。

資産運用する上で必要な利回りの知識

資産運用をしていく理由に「元手を使い、それを大きくしていく」ことが目的としてあります。この元手が増えるために「利回り」という仕組みを最初に理解します。これを理解することで理解が深まり、効果的に資産運用が可能になります。

利回りの計算方法

利回りとは自分が投資した金額に対するリターンの割合を示します。100万円投資し、1年後110万円担って返ってくるとその利回りは10%となります。計算式は

利回り=利益÷投資元本÷運用年数×100

仮に100万円を一年で110万円にした場合

10万÷100万÷1×100=10(%)

となります。

つまり、この利回りを高めることで自分の資産を増やす速度を高めることができます。まずは自分がどれくらいを想定して資産運用していくかの目標を立ててそれに見合う金融商品を選択していきましょう。

※今回は単純計算で利回りを紹介しましたが実際税金などが関わってくるため一概には言えません。

目標値設定

目標は

  • 現在の資金
  • 到達目標金額
  • 達成までに要する時間

の3点を考慮して設定します。

資産運用の目標ですが、明確な目標がない場合まずは5%を目標にすることが無難です。5%というと一昔前の消費税と同じで何だか少ない印象ですが、長期での資産運用を検討する場合10年後には大きな資産となって返ってきます。

例)100万円を年利5%で運用した場合

1年後:105万円
2年後:110.25万円
3年後:115.76万円
4年後:121.55万円
5年後:127.63万円



10年後:162.88万円

となるため10年で最初の100万円が163万円まで増えることになります。

もちろん最初100万円投じてから以降も追加で少しずつ資産運用に回すことで元手が増えその分リターンを増えることになります。

金融商品ごとの利回り相場

利回りの計算がわかったところで具体的に資産運用5%を目指すためにどういった金融商品があるのか検討していきます。金融商品とは金融機関が販売する商品のことで、それらを売買することで資産形成を行なっていきます。

金融商品を見る際「安全性」、「流動性」、「収益性」の3点をみて比較検討していきます。

安全性:資産が減らない度合い
流動性:いつでも引き出せるかどうか
収益性:どれくらい収益化できるかの度合い

主な金融商品

預金、投資信託、株式、社債、公債、保険

預金:利回り0.001%
投資信託:ファンドによりけり(高いところで10%を超えるところもある)
株式:5〜10%
社債:1%以下
保険:1〜2%

※あくまで一例で商品の詳細によって%は変動します。

利回りの大きさとリスクの大きさは反比例します。そのため利回りの大きい商品を選ぶときはそれだけリスクがあるということを念頭におきましょう。

資産運用で5%を達成するために考えるべきポイント

資産運用を検討する際事前にいくつかの注意点があります。

リスクとリターン

先ほども記載しましたが資産運用を行うときはこのリスクとリターンを十分理解する必要があります。

5%の利回りを狙うために100万円を投資する場合105万円になることを期待しますが95万円になる場合もあるということを忘れてはいけません。

分散投資

資金は無難にいくのであれば分散投資をしてリスクを回避します。

Aの商品で10%の損失が出た場合、Bの商品で5%の利益が出るとトータル資金で5%マイナスで止まります。しかしそれが一つの商品だけに投資しているとそこの結果に毎回左右されてしまうため、安定した資産運用が難しくなります。

いくつか金融商品を検討し、複数の口を用意するようにしましょう。

選ぶべき金融商品

結論、選ぶべき商品は「長期で見て微増してるもの」です。

この長期というのは5〜10年スパンで見た時に少しずつ増えているものと考えます。大きなリターンを狙うのであれば短期で検討できますが、ここではあくまで年利5%を目標とするため、長期的に少しずつ伸びている商品を検討します。

  • 株式投資
  • 国債
  • 定期預金
  • 社債

この辺りの「ややリスクあり・リターンあり」「リスク少なめ・リターン少なめ」を混ぜ合わせながら資産運用していくことで確実生を持たせることができます。

具体的運用資金

「利回り5%」に注力して資産運用するとすると運転資金は問題になりませんが、ここは現実的に50〜100万の用意が無難です。理由としては

  • 年間5万の収益より下回ると投資額に対する資金を回せない機会損失が大きいため。
  • 一度に投資に回せる余剰資金を100万円以上用意するのは大変

という理由からです。(実際基準などないので参考程度です。)

具体的な資産運用5%の現実ライン

今までいくつかの方法をご紹介しましたが5%を達成することを目標とする場合、株式投資が最も現実的です。

株式投資先を分散することでリスクヘッジをします。

例)

  • 大手の安定した株への投資:5割
  • 過去5年で安定した中堅企業への投資:3割
  • 時流に乗ったベンチャー企業への投資:2割

安定性・収益性を考慮して投資先・投資配分を決定していきます。

現在はシミュレーションで資産運用をできるサービスもあるのでまずは感覚を掴むために実際の資金ではなく仮の資金で資産運用することをおすすめします。

資産運用する前に考えるべき最初のポイント

最後に資産運用をする前にリスクを取る前にやることはないか?という観点をおさらいしておきます。

現状の収支管理を行えているか

実際自分の生活費、給料、税金の額、光熱費、食費など収支が明確に把握できているでしょうか?またはいつでも把握できる状況でしょうか?

意外と見落としがちな収支管理。ここを見直すだけで月に数万円浮くこともあります。利回り5%は元手が少ないと1年待っても数万もしくはそれ以下です。まずは無駄な出費がないか見直すことからしてみてはいかがでしょうか?

よくある余分な出費

  • 過去契約したサブスクのサービスの自動更新
  • コンビニ弁当
  • よくわからないGoogleの500円の定期支出
  • 行きすぎる飲み会
  • 無意識に立ち寄るカフェ/コーヒー代

元資金となる余剰資金がいくらあるか

例で100万円を出していましたがこれらは「最悪無くなってもいい余剰金」という位置付けです。

決して生活に使う資金で資産運用をしてはいけません。100万円を用意しようとすると結構な時間がかかります。そしてそれを年利5%で運用した時、最初は「1年間で5万円」という金額です。これを高いと感じるか低いと感じるかをそれぞれですが、自分がどのくらいの余剰資金があるのかを把握してから資産運用を検討しましょう。

少ない金額で大きなリターンを得ようと考えると裏に隠れてるリスクをついつい軽視してしまうため要注意です。

どのくらいの資産運用期間を検討しているか

今ある資金をどれくらいの期間でいくら分増やすことを検討しているでしょうか?この期間を最初に決めておかないと、ついつい資産運用用に取っておいた資金を引き出してしまったり、短期間でついついハイリターンの商品を購入してしまったりします。

その場その場の判断は正直当てにしてしまうといいことは起こりづらいので、最初のフラットな心情の時に計画的に練りましょう。

まとめ

利回りの計算方法
利回り=利益÷投資元本÷運用年数×100

目標設計|下記3つのバランスを考慮して決定

  • 現在の資
  • 到達目標金額
  • 達成までに要する時間

金融商品選択|下記3つを元に決定

安全性:資産が減らない度合い
流動性:いつでも引き出せるかどうか
収益性:どれくらい収益化できるかの度合い

資産運用で5%を達成するために考えるべきポイント

  • リスクとリターン
  • 分散投資
  • 検討する金融商品は長期的に微増する物を中心的にチェック

資産運用する前に考えるべき最初のポイント

  • 現状の収支管理を行えているか
  • 元資金となる余剰資金がいくらあるか
  • どのくらいの資産運用期間を検討しているか

計画的にまずは余剰資金を貯めるための行動からしていきましょう。最後まで読んでいただきありがとうございました!

おすすめ図書


本当の自由を手に入れる お金の大学

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

てん

都内フロントエンドエンジニア【経歴】新潟大学 ▶︎ web広告代理店マーケ / 営業 ▶︎ 独立 ▶︎ Uber ▶︎エンジニア ■ ブログ・プログラミング・YouTubeが好き ■ 福岡出身27歳 / 夢は起業家

-お金
-