SEO ブログ

【初心者向け】Google Tag Managerの設定方法を徹底解説

2022年10月1日

  • Google Tag managerの設定方法で悩んでる
  • 具体的な設置方法がわからない
  • Google analyticsとの連携の仕方も知りたい

今回はこういった疑問について解説していきます。

先に結論:この記事を読んだ後の状態

  • 1つ目:google tag managerの設置方法がわかる
  • 2つ目:設置からタグ発火までを確認できる
  • 3つ目:Googleアナリティクスとの連携方法がわかる

Google Tag Managerの設置方法

Google Tag Manager(以下GTM)の設置・確認方法は下記の通りです。

タグ設置〜動作完了の流れ

  1. アカウント作成
  2. タグをサイトに設置
  3. トリガーの作成
  4. タグの発火条件を設置
    【番外編】SPAサイトにおけるタグ発火を検知する方法
  5. 動作確認
  6. 公開

それでは1つずつ解説していきます

GTMアカウントを作成する

まずはアカウントを作成します。

Google Tag Managerに移動

管理画面はGmailがあればすぐにアクセス可能です。

step
1
右上の「アカウント作成」をクリック

step
2
アカウント名・国・コンテナ名・GTMを導入するWebサービスの形態を選択

step
3
選択が完了したら「作成」をクリック

step
4
利用規約に同意して「はい」をクリック

※アカウント名・コンテナ名は特に理由がなければ同じ名前で問題ありません。サブドメインなどタグ設置を細かく分けたい人がコンテナを分けて運用します。

GTMタグをHTMLファイルに設置する

アカウント作成直後にGTMタグの共有がされます。

それらをコピーしておき、指定のHTMLファイルに仕込みます。

注意点

  • タグは分析したい全てのページに仕込む必要があります。
  • 仕込むタグは2種類あり、<head>内に設置するものと<body>内に設置するものがあります。
  • すでにGoogle Analyticsや他の分析ツールのタグを入れている場合、それらも全てGTMで管理することでファイルのパフォーマンス向上につながるので、HTML内はGTMタグ以外のタグは削除しましょう。
  • GTMに既存のタグを移設→タグ発火を確認→既存ファイルからGTMタグ以外のタグを削除の順番でタグを削除することで分析が中断されずに済みます。

 

GTM内で各タグを設置する

GTM内の設定は基本的に下記2点を設定していきます。

  • タグ発火のトリガーの設定
  • 発火させるタグの設定

■トリガー条件を決める

最初にトリガーを設定していきます。設定項目は基本的に

  • ページの閲覧(ページセッション)計測
  • コンバージョン計測
  • カスタムコンバージョン計測(必要であれば)

の3種類です。

 

ページの閲覧計測ようのトリガー作成

 

step
1
トリガーのページから「新規」を選択

 

step
2
トリガー名を決めて、設定のポップアップをクリック

 

step
3
トリガーのタイプを「ページビュー」発生場所を「全てのページビュー」にする

コンバージョン計測用のトリガー作成

 

step
1
同じく新規作成からタイプの「履歴の変更」を選択

 

step
2
「一部の履歴の変更」「Page URL」「含む」「任意のURLの一部を入力」

 

コンバージョンページに遷移したら出力されるURLの一部(コンバージョンページのみに表示されるURLにして下さい)を設定します。

これにより、このURLの一部が表示されたらそれを検知してトリガーが発火するようになります。(例)thanks=pageなど

 

step
3
PV用とコンバージョン用のトリガーが作成された

 

  • ユーザーがWebサービスを訪問したのを計測するPV計測
  • そのユーザーがとって欲しい行動をとったかどうかを計測するコンバージョン計測(CV計測)
  • CVに至るまでに中間的に計測したいものがあれば設定するカスタムコンバージョン計測

 

をそれぞれ設定していきます。(カスタムコンバージョンは任意です。)

 

これらを設定することでGoogle Analytics上で

 

  • ユーザーがどのページを訪問したのかがわかる
  • どれくらいの時間そのページにいたのかがわかる
  • 何人が資料請求したのかがわかる
  • 何人が商品購入したのかがわかる
  • ダイレクト流入・広告経由・検索流入・リファラル流入(ブックマーク等)の流入元がわかる

 

と言ったことがわかります。分析する上で貴重なデータになるので設定しておいて損はないと思います。

アナリティクスの設定方法は別の記事で詳しく紹介してます。

→GA4の設定方法を詳しく解説

 

発火させるタグを作成

トリガーの設定が終わったらタグ設置を行います。タグは導入したいツールのタグをリストの中から選択してそこに先ほど設定したトリガーを紐づけていきます。リストにないタグは「カスタムHTML」から設定できます。

作成が終わったら無事に発火してるかを確認します。

 

step
1
タグのページから「新規」ボタンをクリック

 

step
2
GoogleアナリティクスGA4設定を選択


※設定をその下の「GA4イベント」は別物なので注意

 

Googleアナリティクスの「測定ID」が必要になるので一旦、アナリティクスの管理画面に移動します。

まだアナリティクスを設定してない人はこちらの記事で設定方法を解説してます。

step
3
管理画面左下の歯車の「設定」をクリック

 

step
4
データストリームに移動

 

step
5
ターゲットのデータをクリック

 

step
6
表示されてる測定IDをコピーする

 

step
7
GTMの設定に戻りコピーした測定IDを貼り付ける

 

step
8
トリガーを先ほど設定したページビューにしてから保存


これでページビュー用のタグの作成ができました。

 

次にコンバージョン用のタグ作成をします。

step
1
新規作成から「GoogelアナリティクスGA4イベント」を選択

 

step
2
設定タグに自分で設定したタグを選択

 

step
3
イベント名を任意の名前にしてトリガーをコンバージョン用に作ったトリガーにして保存

 

step
3
コンバージョン計測用のタグの作成が完成

 

プレビューでタグ発火を確認

タグの設置が完了したら管理画面右上の「プレビュー」ボタンからプレビューを起動します。すると、GTMを設置したサイト名を入力する欄が出ますのでそこにサイトURLを入れてプレビューを起動します。

 

 

タブが開かれ実際にサイト内をクリックしたり回遊してみます。

同時にタグ発火の確認が元のタブ上でできますので、クリックしてページ遷移したり、特定のURLに入ったらコンバージョンタグが発火したり確認していきます。問題なければプレビューを終了します。

 


Tags Fired上に設定したタグが表示されれば無事にタグが動作してます。

 


【番外編】SPAサイトにおけるタグ発火を検知する方法

SPAなどのページ遷移を行わないタイプのサイトの場合、通常のタグ発火ができない場合があります。

その時は下記対応をすることで、タグ発火を確認することができます。

発火の条件:履歴の変更

対応方法:成果地点(コンバージョン地点)でthanks, successなどのクエリを付与させる

そのクエリを検知させてタグを発火させる

少しサイトの実装が絡むので、自身での実装が難しい方はサイト制作者に「成果地点到達時にthanksを含むクエリを追加させてほしい」などと依頼してください。


 

タグの公開

タグの設置ができ、動作確認も問題なく終了したら最後に公開ボタンを押してGTMを公開します。
※公開ボタンを押さないとタグが動作しないので忘れずに公開しましょう!

 

以上でGTMが無事公開されました。不安な方はGoogleの拡張機能にあるTag Assistant Legacy でサイト内のタグを検知できます。無事発火してるか確認するといいと思います。

今回は以上になります。ありがとうございました。

おすすめ図書

現場で使える Googleタグマネージャー実践入門 (Compass Booksシリーズ)

 

参考【完全初心者向け】ブログの始め方から収益化や拡散する方法までを解説

続きを見る

参考【初心者向け】Google Analytics 4の設定方法を徹底解説

続きを見る

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

てん

都内フロントエンドエンジニア【経歴】新潟大学 ▶︎ web広告代理店マーケ / 営業 ▶︎ 独立 ▶︎ Uber ▶︎エンジニア ■ ブログ・プログラミング・YouTubeが好き ■ 福岡出身27歳 / 夢は起業家

-SEO, ブログ