- YouTubeの動画編集って稼げるって聞いたんだけど実際のところどうなんだろう?
- 動画編集ってどれくらい時間かかるの?
- 未経験からでも始めることできるのかな?
- メリット・デメリットとかなんだろ?
今回はこのような疑問にお答えします。僕自身YouTubeでの動画配信をしており、動画編集に関していいところ、そうでないところをたくさん経験してきたのでこの辺りの体験談も踏まえてお伝えできればと思います。
YouTube動画編集の仕事は本当に稼げるの?
YouTubeの動画編集って稼げるって聞いたんだけど実際稼げるの?
結論、稼げます。がしかし、場合によります。
YouTubeの市場がここ1、2年で急成長し、芸能人始め多くの著名人やインフルエンサーがYouTubeコンテンツに参入してきました。その結果それに付随する、動画編集や、ガジェット解説の動画などの需要が同時に高まりつつあります。ただ正直なところ2019年、2020年に比べ2021年は前ほどの市場成長は難しく、大きく稼ぐというのは難しいでしょう。
しかし、より一般層にも普及してきたYouTubeコンテンツは、これからも安定した職として動画編集は需要があるでしょう。
2019年の動画配信市場規模は 2,770億円(前年比約126%)
2024年には、市場規模は3,440億円まで成長すると推定PR TIMES
PR TIMESによると、動画市場は現在右肩上がりで、今後も5Gの導入などでますます動画市場が拡大してきます。当然それにまつわる仕事をすることは市場から見たときに有効と言えるわけです。
ただ一方で、成長産業には多くの人が参入してきているのも事実ではあるので、供給量(仕事をする人)が多くなればその分1件当たりの単価は低くなります。今がまさにその時期に差し掛かっています。
動画編集にかかる時間
ここからは、実際にどれくらい編集作業に時間がかかるの?というところを解説していきます。
元も子もない話ですが、結論、動画によりけりです。
大きく下記の4つの項目によって動画編集にかかる時間が決まってきます。
作業時間に影響する項目
- 素材集め
- 作業内容
- 動画時間
- 修正、すり合わせ
素材集め
最初に、動画に使う効果音やテロップのフォント、音楽などのBGMを収集します。そのチャンネルに沿った素材をクライアントと話しながら動画のコンセプトに沿った素材を集めていきます。まずはフリーサイトをいくつかのぞいてみて合ったものを探してみましょう。
■フリー画像サイト
・Pexel
・O-DAN
■フリー音楽サイト
・効果音ラボ
■有料高品質素材サイト
・ShutterStock
素材が決まったら次に作業内容がどういったものかヒアリングします。
作業内容を確認する
次に作業内容を確認します。動画編集の中で発生する作業内容は大きく下記になります。
- カット編集
- 字幕編集
- エフェクト挿入
- 効果音・音楽挿入
- オープニング・エンディング・挿し絵作成
このうちどれだけ自分が関わるかによって編集時間は異なります。この中でも特に字幕編集作業がもっとも時間かかる作業だと僕は感じてます。カットはショートカットキーを使うことである程度簡素化できます。
エフェクトや効果音はチャンネルの中でおおまかにパターン化されてくるため回数を重ねるごとに時間をかけずに編集可能です。オープニングやエンディング、挿絵に関しては最初に作ることで以降はコピペで終わるので、
そうした背景もあり、字幕が最も作業工数がかかる内容になります。動画によってはやはり全部字幕を入れるチャンネルもありますが、一部注目ポイントのみ字幕を入れたり、その他素材の段階で聞き取りやすいマイクなどを使用することで字幕なしで運営しているチャンネルもあるので、都度クライアントとすり合わせをして見ましょう。
動画時間
動画時間によっても当然編集時間は変わってきます。大まかな目安を言うとすると
■編集時間
5分の動画の場合|2〜3時間
10分の動画の場合|3〜4時間
20分の動画の場合|6時間
※字幕あり・素材収集済み・構成完了の場合済みの場合
前提として、コンテンツの趣旨や内容によるのがありますが、大体5分の尺のトーク系の動画の場合、字幕作業やその他BGM,効果音挿入などを入れて3時間ほどで編集ができるイメージです。
編集歴などによって当然時間自体は変わってくるので一度ご自身で5分ほどの動画を撮ってみて編集することで、自分の目安時間を把握できます。
修正・すり合わせ
動画が完成したらクライアントに納品を行い、チェック→修正→チェック→修正・・・完成
という流れを踏みます。ここが最初は中々意思疎通ができてないが故に、何度も差し戻しがあり時間がかかるといったことが起こります。そのため、編集中に疑問が出てきた時や、少し不安に感じた場合は、途中の段階で「一旦ここまでできたのですが、ご確認いただけますでしょうか?」といった細かなコミュニケーションをしていきましょう。
長く担当してるクライアントの場合、頻繁に連絡を取ることはむしろ億劫ですが、最初の段階はこの一手間がとても大事です。信頼関係ができてない段階だと「ちゃんとやってくれるかな?」と発注者側も心配になります。
その時に、コミュニケーション頻度が重要になってきますので、スピード感ある細かな連絡を意識することで、修正・すり合わせは少なく済むでしょう。
作業効率化の裏技
タイピングが苦手な人や、同じ作業が退屈に感じる人はぜひとも作業を効率化させたいところです。無料でできるパソコンの作業時間短縮の裏技をいくつかご紹介します。
- MacBookの自動音声入力機能
「Control2回押し」で実現。最初は慣れないが、慣れてくるとめちゃくちゃ快適。 - 履歴記憶のツール「Clibor」※MacBookは「Clipy」
無料でダウンロードできて、使い勝手がとてもいい
Mac版「Cripy」をダウンロード>>>
Windows版「Clibor」をダウンロード>>> - 自由に文字変換Google日本語入力
こちらもGoogleが提供してるサービス。よく使うフレーズを登録することで一瞬で呼び起こすことが可能
Google日本語入力をダウンロード>>>
スキル系のお仕事は時間単位での報酬ではないため自分でどんどん効率化していき単価を上げていきましょう!
YouTubeの動画編集は未経験でも仕事できる?
結論できます。
未経験の方がまず動画編集するために用意するものは、
- 編集できる媒体
- 編集ソフト
になります。ここは特にこだわりがなければ「MacBook」と「Final Cut Pro X」をお勧めしておきます。
理由は、操作性の使いやすさと、動画編集などの解説動画の豊富さの2点からです。動画編集をしているとツールの使い方がわからない時が出てきます。その時に同じツールを使っている人がたくさんいると、同じ悩みやそれに対する解説記事・動画がたくさんあるため解決しやすいです。
安いツールや海外のツールの場合、故障時の対応や、不明点の解説動画が少ないことがあるので、これから長く動画編集に携わる場合、人気のツールを使うことをお勧めします。
動画編注ツールに関しては簡単にこちらの記事で紹介してるのでもしよろしければ合わせてご覧ください。https://tenkodot.wpcomstaging.com/youtube-edit/embed/#?secret=Mvtp8rP7C0
動画編集の一件あたりの単価はいくら?
実際に現在発注されている動画編集の案件の単価を見てみましょう。※2022年4月18日現在
引用元:クラウドワークス
こうしてみると、大体10分の動画一本編集に2,000円〜10,000円ほどの単価で募集がかかっています。もちろん発注者によって値段は前後しますが、大体10分1万円を一つの目安に検討してみてはいかがでしょうか?
YouTube動画編集のメリット・デメリットは?
ここでYouTube動画編集の仕事のいい点とそうでない点をまとめます。
メリット
在宅でできるので完全オンラインで仕事可能
場所を問わないため、自分の好きなところで働けることと、今成長してる領域の仕事ができるのでこれから自分も挑戦する場合も知識が入りプラスに働く。
スキルがつけばつくほど高単価になる
最初は手探りで始め、余計なところに時間がかかるため単価が総合的に低くなりますが、やり方を覚えていくことで、作業時間がどんどん少なく済みますので、その分単価が高くなります。
動画編集以外のスキルも身につく
動画編集するときに重要なことが
- ビジネスマナーの徹底
- コンテンツに即した動画編集能力が求められる
- 動画のコンテンツ内容を十分理解する必要がある
の三つになりますが、これが動画編集以外にも役に立ちます。発注者の意図を汲み取った編集を求められますので、それをコミュニケーションを取りながら学んでいくことで、仕事をスムーズに進める方法がわかります。
これが動画編集以外の例えば動画の企画や、提案を求められう事や、紹介などで追加で仕事をもらうことができるなど自分の幅を広げることができます。
デメリット
単発案件が多い
お仕事をするときに重要なのが「継続案件」か「単発案件」かが重要ですが動画編集は単発案件が多いことがほとんどです。そのためお客さんとの信頼関係を築くことができない限り単発案件に陥ってしまいます。
資産になりずらい
基本的に動画編集の帰属先はクライアントにいくため自分の資産にはならないです。今後個人でYouTube発信などを考えている方は、動画編集の仕事を通じて動画投稿のフローを学び、知識を盗んだ段階で自分のチャンネルにもうまく反映させて行くといいでしょう。
動画編集にはメリットでメリットはありますが、人によってそこまで気にならないこともあるため自分の観点で判断し動画編集にトライしてみましょう!
どこでお仕事を探せる?
動画編集の仕事を実際に探す場合定番のルートをご紹介します。
クラウドソーシングサイト
クラウドソーシングサイトは、仕事を発注する側と仕事を探す側をオンライン上でつなぐサービスです。いくつかありますが、メインの2社をここでは紹介します。
■クラウドソーシングサイト大手2社
・クラウドワークス
・ランサーズ
indeed
Indeedは大手求人サイトです。雇用形態なども様々でご自身の望む形態で働くことができます。
indeedの動画編集の求人はこちら>>>
リクルート
こちらも大手求人サイトです。リクルートで仕事を探す>>>
知人の紹介
先ほど紹介したサービスで利用するほか、身近に動画編集を手伝って欲しい人がいるとその人から仕事をいただくことがおすすめでもあります。オンラインでのやりとりや、人を雇用するとなると実際に作業するまでの手続きに時間がかかることがあります。サービスを利用することで手数料などもかかるため、その点すでにつてがある場合そこで直接取引をした方が断然ん効率も売上げも立ちやすいです。
自分で営業
これは少し非現実的ではありますが、企業から取られる手数料などが嫌な人は個人で企業にプレゼンしたり、サイトを見て電話などして取引をする方法もあります。ただ個人で動く場合、よっぽどの実績やスキルがないと企業は相手にしてくれない場合がほとんどなので、要検討です。
まとめ
■YouTube動画編集のお仕事状況
市場自体は成長しているが、少しずつ飽和状態になってきているため高単価案件は中々難しい状況。しかし、引き続き需要は出てくる領域です。
■動画編集にかかる時間
編集にかかる時間は下記4点に集約されます。
- 素材集め
- 作業内容
- 動画時間
- 修正、すり合わせ
作業効率を徐々に図りながら自分の単価を上げていきましょう。
■未経験でも仕事はできるのか?
可能です。
パソコンと編集ツールを手元に用意することで仕事は可能です。自分のキャリアを考慮した上でどのツールを使っていくか検討していきましょう。
■仕事のメリット・デメリットは?
▼メリット
・在宅でできるので完全オンラインで仕事可能
・スキルがつけばつくほど高単価になる
・動画編集以外のスキルも身につく
▼デメリット
・単発案件が多い
・資産になりずらい
■どうやって探す?
▼クラウドソーシングサイト
・クラウドワークス
・ランサーズ
▼indeed
▼リクルート(タウンワーク)
▼知人からの紹介
▼自分で営業
これから動画編集始め、新しいことにどんどんチャレンジしていって楽しんでいきましょう!最後までお読みいただきありがとうございました。