こんな状況の人はいませんか??
- 部活が終わりこれから勉強しないとだけど何から勉強したらいいいかわからない。
- 国公立に行きたいけど時間がなく受からないのではと不安。
- どうしても集中して勉強ができない。
これらの問題を解決します。具体的には、、
部活が7月後半に終わり、それからは大学受験に向けて勉強する毎日。しかし部活をしていた反動でついつい遊びに行ってしまう・・・。
国立大学に行ければ理想だけど、正直今まで全然勉強してこなかったからいける自信はない。
でも親や周りに馬鹿にされるのはいやだから意地でも合格したい!
と言う人に向けて解説します。(これは高3時代の僕です笑)
当時僕は偏差値35から6ヶ月で、新潟大学経済学部(中堅国立大学)に合格しました。
新潟大学の偏差値は57ほど。センター試験の平均点は630点(7割)です。
僕は高校時代野球しかしてきませんでした。理系でしたが数学のテストを文系の友達に教えてもらったこともあります。それくらい勉強をしてなく、偏差値は35で学年最下位を取ったこともあります。
9月から勉強を開始し、そこから大学合格するためにとった行動を僕なりにまとめました。
※受験勉強以外の目標達成などの参考にもなるようにより具体的に伝えてます。
国立大学に行く理由を明確に
そもそも必要か?本当に本当に必要かを自身に問う。
6ヶ月で偏差値を35から60近くまであげるには相当な根気がいる作業になります。この時一番重要なのは「どうしても国立大学に行かないといけない!」と言う強い気持ちです。
いきなり精神論かよ!となりますが、これはとても大事で、6ヶ月は短いようで結構長い期間になります。つまり、受かりたい気持ちを継続して維持することもその分難しくなります。
やる気が落ち込んだ時に支えになるのは「絶対に受かる」という気持ちです。僕の場合は「周りに馬鹿にされるのが嫌だった」「学生の本業で結果を出して自分のやりたいことを思う存分やる」です。
自分なりの強いモチベーションを持ちそれを毎日意識することで継続して勉強できます。
現状を把握する
学校で行われるテストなどで簡単に把握
まずは自分がどの位置にいるのかを知る必要があります。戦略を立てるには「現状」を知り「理想(目標)に近づくためにその「差」を埋める「課題」を整理します。
学校で定期的にあるテストなどで自分の今の偏差値を知っておきましょう!
教科書の総合問題の正解率を把握
教科書にある総合問題には標準問題が網羅されており、下手な参考書よりよっぽど実用的でいい基準設定ができます。巻末や章末にある総合問題を解き、どれくらいの正解率かを知ることで現状を知ることができます。要は、そこから最終的に100%や90%の正解率を叩き出すためにやることを決めればいいのです。
ゴールから逆算する
目標現実型より理想追求型
目標を設定する時「現状の自分からどれくらい上にいけるか」を考える目標現実型設定と「ゴールをどこに設定したいか」を考える理想追求型と2つあります。
結論から言うと理想追求型で目標を設定します。偏差値35の状態で現状から考えていると確実に国立大学に行く事は不可能だからです。
目標現実型設計
現状の自分からどのくらいできるかを見積もる足し算形式で立てる目標のことです。この場合、理想とは別でより確実に到達できる目標を設定できるメリットがあります。
理想追求型設計
目標設計をするさい現状を考えず先にゴールから考える設定方法です。実現可能性が低くなり傾向がありますがより自分が目指したいゴールに向かって走ることができます。
目標は常にゴールからの逆算する癖をつけます。
受験科目を把握
受ける大学に必要な教科を把握し、選択と集中
大学受験において受験項目は多岐にわたります。自分はどの大科目を受けるのかを把握することは効率的に大学合格する上で必須になります。センター試験はどの国立大学も受けるので(推薦除く)まずは受ける大学の選定、その大学の個別試験の科目を把握します。
その上でどういった内容の問題が出てくるかの傾向も把握します。結論、その教科以外の勉強はしません。授業で関係ないものが出てきたらフル無視です。それを勉強してる暇があれば英単語1つ覚えた方が効果的です。
6ヶ月で受かるにはいかに余計な事はやらない「超効率的に時間を捻出するか」が重要になります。その上でその時間を最適に使う努力をします。
科目ごとの勉強優先度を把握(得点配分/得意・不得意教科)
科目選定が終わったらどの科目をより重点的に勉強するかを優先づけます。受験生は常に時間が足りません。勉強入ってしまえば終わりがないのでいくらでも勉強できてしまえます。今は「6ヶ月で国立大学に受かるために取る行動」を考えるため、余計な行動はとってはいけません。
その具体的な優先順位の付け方は
- 科目ごとの得点配分が多いもの(優先度|★★★★★)
- 自分の得意科目
- 必要科目(優先度|★★☆☆☆)
- 不必要科目(優先度|★☆☆☆☆)
- 自分の苦手科目
- 必要科目(優先度|★★★★☆)
- 不必要科目(優先度|☆☆☆☆☆)
まず基準選定で必要なのが得点配分です。センター試験の場合国語、英語、数学だけで合わせて600/900点、つまり66%を占めます。仮に世界史で膨大な偉人をたくさん覚えても反映されるのは100点、11%のみです。
自分の得意科目を勉強することはいい事ですが、試験の「構造」を理解することが欠かせません。
次に自分の得意不得意の科目です。上の星マーク通りですが、重要なのは「不得意で必要な科目」です。試験は総合得点での評価のため必須項目でコケてしまうと全体に大きな影響を及ぼします。
逆にそこまで高い点を取らなくても得意科目で取ることができればリカバリーも利くためコケないことを考えます。
「満点」と「合格点」の違いを理解
前述しましたが、試験は「総合力」です。問1の(1)と問6の(5)の2点はどちらも2点です。難しさではなく点数なので、それを意識した勉強を最初から心がけます。満点は必要ありません。合格点を目指します。
物理的に勉強できる時間を計算
生活習慣の見直し
今までの自分の生活習慣を洗い出します。
- 部活してた時間
- 遊んでた時間
- YouTube見てた時間
- テレビ見てた時間
- 通学中
- 睡眠時間
- その他
出てきた習慣から受験勉強に向けて「いらない習慣」を列挙します。
それを1ヶ月かけていらない習慣100%→勉強時間100%に変えていきます。
いきなり変更はできないため毎日1/30ずつ勉強時間へとずらしていきます。
例えばYouTubeや遊んでる時間、テレビを見てる時間が平均毎日3〜4時間あったとすると、1日あたり6〜8分勉強時間に変更していくことになります。
この時は「本当は4時間全部勉強時間に変更したいけどいきなりは無理だからまずは1日8分から変更して行こう」と苦肉の策でやっているという風に考えます。間違っても遊び時間がなくなってる〜という考えは持ってはダメです。勉強することが当たり前だ。と考えるようにします。
余裕を持たせたスケジューリング
試験までの日数を算出します。そこから
- 睡眠時間
- 食事・風呂
- 通学・授業時間
- 自習可能時間
- 何もない時間
を計算します。ここで重要なのは「何もない時間」です。この時間はなんとなくテレビ見てる時間や、休憩時間、うっかりYouTubeを見てしまう時間、土日に二度寝してしまう時間などのことです。
これは自習可能時間の2〜3割と定めます。仮に1日5時間勉強するとしたら1時間〜1時間半は何もない時間が発生する計算です。
どうしてこの時間が必要なのかと言うと「本来は必要ない時間」です。しかし、そんなにガチガチの生活を最初からできないのが人間で、今までの勉強してこなかった日々を振り返ると、むしろ自習時間を確保するところから始めるくらいです。
予定は計画してから遂行していくことで次の行動のモチベーションにつながるものであるため、遂行できなかった時場合を最初から予定に入れておくと言うことで挫折を未然に防ぐというものです。
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科目による特性を理解し、「受験期間」における「勉強方法」をうまく組み立てる。
思考系科目
思考系科目に該当するのは「数学」「地理」「物理」「地学」などです。思考系の科目は公式や基本的知識を活用して問題をリアルタイムで解いていく科目になります。
そのため勉強の際は「問題数」「回答パターン」に多く触れることです。多く触れることで類似問題が来たときの対処法が見つけやすいからです。また、数をこなさないことには自分の中での型が見つけづらいため量重視で勉強していきます。
思考系科目は基本的に頭が働く午前中に取り組みます。思考力は脳の消費カロリーが激しいためすでに疲れている午後にやる事はおすすめしません。脳の活動状態によって生産性が異なるためなるべく難しく重要で時間のかかる重めの問題は午前の活発な時間にやるようにします。
暗記系科目
暗記系科目に該当するのは「古文」「漢文」「歴史」「地理」「英語」「生物」「化学」などです。ただこの科目は暗記のみではないので注意が必要です。古文、漢文、英語などはその圧倒的な「単語」がものを言わせます。
暗記系科目はいかに効率よく記憶するかが重要です。これは脳の記憶の構造を理解するところからはいりますが、時間のない受験生がまず取り掛かる事は「就寝前」と「起床後」をセットに1セットを覚えていく事です。
記憶は①,覚える②,短期記憶する③,思い出す④,①〜③を繰り返す⑤,長期記憶する
の流れで覚えていきます。そのため寝るときに記憶の整理を行う脳の構造を利用し、寝る前に詰め込んで翌朝思い出す作業を繰り返します。記憶は日数がかかるため薄く長く行う作業になります。時間をかけてコツコツ行います。
出たとこ勝負系科目
この科目は個人的には「現代文」だと思ってます。もちろん型はありますが、日頃のコミュニケーションや小説に出てくる人物の心情を読み取るといった普段のアンテナの張り方を意識することです。
僕は最終的に現代文だけで大学合格したようなものでした笑
その他|短期集中型・長期継続型
最後に、文系の場合理系の科目を基礎科目を複数選択することができます。基礎科目は「生物」「物理」「地学」の基礎科目ですが、これらは問題が基本的な問題のため難易度が高くないです。短期集中で対策し、より難しく配点が高い英語や、数学に時間を回しましょう。
長期継続は前述うの通り、暗記項目になります。英単語、古文単語、漢文、政治経済の用語や、歴史などです。
睡眠や脳の構造を理解し、効率よく勉強する
短期決戦に必須|就寝前と起床後の10分
6ヶ月で勉強できる範囲は決まっていて、全てを勉強はできません。ここまでより効率的に合格するために最低限必要な方法を話してきましたが、この記憶の構造を理解する事は時間の障壁を大きく乗り越えるのに役立ちます。前述した記憶の流れを理解し、特に寝る10分前と起きた直後10分を大事にします。
寝る前に携帯を見たり起きてすぐテレビをつけると余計な情報が入ってしまいせっかく記憶した情報を消してしまいます。なるべく睡眠の前後は記憶したい情報以外の情報を入れないようにします。
ムダ情報の危険性
ムダ情報が入る事は記憶の妨げになるだけでなく、余計に脳を疲弊させます。人間の脳は必要ない情報は自然と消えるものですが、自分の好みの曲や、お笑いのネタ、好きなYouTuberの動画などは頭に残ってしまいます。
脳のキャパを余計に使ってしまいます。それを忘れようとするのは難しいため最初から入れないように心がけます。
環境を利用する
周囲に宣言し、自分を奮い立たせる。
最後に、自分1人ではなかなか目標達成は難しいためうまく周りを巻き込むことも意識したいです。僕は受験勉強時代、昼休みにクラスのみんなを集めて演説をしました。俺絶対国立行くからみんなも、推薦で大学受かってる人も、クラスで最後笑えるように今必死こいて勉強しよ。横で誰かが落ちてるのなんて嫌だし、みんなでヤッターって笑おう!
といって絶対受からないといけない状況を作りました。それをいってからは今まで以上に勉強に集中できました。
格好は人それぞれですが、自分なりに周りを巻き込む工夫をしてみるのも大事です。
携帯や、タブレットなどの誘惑を断つ環境を作る。
自分に甘くなる人は甘えられる状況をなくすことを意識します。その中の一つに、携帯やスマホを持たないようにすることや、学校でできる限り勉強する、塾に行くなんかも一つ手かもしれません。
ゆくゆくは自立できるように周りに左右されないことも重要ですが、今はとにかく効率的に国立大学に受かることが重要なので自分を変えることと同じくらい周りを変える努力をします。
合格をイメージする。ポジティブシンキング
最初にあげた「なぜ大学に行くのか?」の答えを毎日イメージします。まず自分が受かると思わないことには絶対受かる事はないので、大逆転して喜ぶ自分を毎日イメージして少しでも前向きな気持ちを持ち続けます。イメージする事はただなので損はしないですしね笑
ひたすら勉強する
結局ひたすら勉強しないことには受かりません。とにかく邁進するのみです!!!
終わりに
当時のがむしゃらな自分を回想しながらしながらできる限り具体的に合格までの手順を紐解いていきました。
少しでもこれからの勉強や目標達成の参考になれば幸いです。
おまけ
僕は普段都内でフロントエンドエンジニアとして働いています。
エンジニアになるまではマーケターとして働いていて、完全未経験から転職しました。独学、スクール、動画教材など色々試してみて自分に合う勉強方法を当時は模索していました。(個人的にはスクール→独学の流れが一番よかった)
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