先に結論・記事の内容(大枠)
- 1つ目:転職を決めたら、まず最初に職務経歴書を作ること
- 2つ目:どんな企業に行きたいかを最初に決めて、そこからブレないこと
- 3つ目:面接対策はしすぎることはない!
それでは具体的に解説していきます!
実務経験1年未満でエンジニア転職を決めるまでに起きたこと
僕は2023年8月にとあるベンチャー企業にエンジニア転職しました。
転職しようと決めたのが2023年3月で、内定が出て最終決定をしたのが6月初週でしたので、およそ3ヶ月ほど転職活動をしました。
受けた企業数はカジュアル面談含めると大体40社ほど、書類選考含めると50社以上あったかと思います。
その中で内定が3社あり最終的に6月に決定、7月途中から少しずつジョイン、8月から正式に入りました。
転職を決めた理由
大きな理由は職種の変更によるものと別の領域にトライしてみたいというものでした。
当時の僕はエンジニアとしてのスキルより、マーケティングのスキルの方が高かったため仕事上も100%エンジニアとしての稼働が難しかったです。
それを伝えられ、少しずつエンジニアの業務とマーケティングの業務を兼務し始めた時から、水面下で転職活動をし始めました。
本業をしながらのどうやって転職活動をしていたのか
転職活動を始めるとなってやっていったことは下記のとおりです。
ポイント
- 転職サイトに登録
- よさそうなエージェントとカジュアル面談
- 職務経歴書のテンプレをダウンロードして作り込む
- スプレッドシートに面談企業のリストアップ
- お昼休憩、終業後など時間を見つけてカジュアル面談設定
- 多い時は1週間に6社、理想は2,3社で選考を進める
- 年収より、働く環境、技術、チームメンバー数、ポジションなど内部の情報を重視
転職サイトに登録
転職を決めてその日に複数の転職サイトに登録しました。
- Findy
- LAPRAS
- Green
- ビズリーチ
- Wantedly
本業をしながら転職活動をするのは本当に疲れます笑
1日8~9時間働いた後で企業と面談したり、経歴書を作り込んだり、面接対策をしていくので時間が経つにつれメンタルがすり減っていきます。
そのため「自分の目でいい企業を見極める・探す」ことと「転職サイト、エージェントをうまく利用して効率的に進める」ことのバランスが必要だと思いました。
参考
- 自分で見つけて応募
納得感がある、聞きたいことをリアルに聞ける、企業側からするとエージェント手数料、プラットフォーム手数料がかからず採用ハードルが下がる - 転職サイト・エージェント利用
自分分の代わりにいい企業を探してくれるので手間が省ける、相談にも乗ってくれる、自分の知らない企業も提案してくれる、手数料がかかるので企業側からすると採用ハードルが上がる
両者のいい点・そうでない点があるので個人的におすすめは
「5割エージェント利用、2割自力で見つける、3割転職サイトのいいねから見つけて自分で応募する」
かなと思いました。
エージェントは主に転職時のアドバイスをもらう、職務経歴書の添削、おすすめ企業の斡旋に利用します。
自力で見つけるのは、気になる企業の公式サイトから直接エントリーすることです。
転職サイトのいいねから応募というのは「いいねは企業から自分にするが、応募は自分から行うのでエージェント手数料などはかからない」というものです。
企業からしてもコストがかからないため採用ハードルが高くないです。自分としても企業からのいいねを見て判断できるので手間も省け、吟味もできるのでこれが一番バランスがいいかもしれないです。
よさそうなエージェントとカジュアル面談
僕の場合は、エージェントはFimdy、ビズリーチで主に利用しました。
エージェントによってIT周りに強いかどうかの差が大きいのでテキストでのやり取りや実際に面談をしながらいいエージェントに出会えるか見極めていきます。
エージェント経由で転職ができたらが決まったら、年収の3割程度がエージェントの会社に支払われます。
サポートを受ける分こちらとしてもエージェントに紹介してもらった企業に入った方がいいかもと思いがちですが、そこは心を鬼にして「自分にとっての最善手」を選択するようにします。
転職先に入るのは自分ですし、そこで今後数年間過ごすのも自分自身なので、お世話になったことは感謝するとして、自分の未来は自分の意思で決めることを強く勧めます笑
参考フロントエンドエンジニアになってからお世話になってる教材【Vue / Nuxt】
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職務経歴書のテンプレをダウンロードして作り込む
転職活動で最も大事なものが「職務経歴書」と言っても過言ではありません。
職務経歴書はいわば自分の顔になるものなので常に最新の、最も自分がアピールできるものに仕上げる必要があります。
テンプレートをうまく活用して自分のこれまでの実績や経験を盛り込めるようにします。
参考までに過去自分が作った職務経歴書の一部になります。
面接する企業は常に多数のエントリーを受け付けているのでなるべくまとめて、1ページ目には自分の概要を一目でわかるように記載します。
2ページ目には職務経歴を記載、3ページ目以降は、自己PRや自分が企業にとって必要な人材であることを根拠を踏まえて記載していきます。
スプレッドシートに面談企業のリストアップ
面談は基本的に
- カジュアル面談
- 1次面談
- 2次面談
- 最終面談
と、複数繰り返すのでどの企業が今どの段階まで来ているのかを管理するのが大事になってきます。
面談時に何を話したのかをメモしておくのも大事です。個人的にはボイスレコーダーや画面録画などを必要に応じて行い、内容を忘れないようにしてました。
面談が終わってお見送りだったり、自分がもう受けないと思った企業はどんどん色分けなどを行い、行を非表示などしてスケジュールが常にわかるようにします。
また、このようにまとめておくと、エージェントと会話するときもすぐに共有できてサポートを受けやすくなります。
転職は1人でやらず、多くの人に助けていただきながら戦略的に行う必要があるのでできる限り仕組みかして臨んでいきます!
↑スプレッドシートで管理していた様子(具体情報は隠してます。)
お昼休憩、終業後など時間を見つけてカジュアル面談設定
選考の流れはカジュアル面談もしくは、1次面接から始まります。
カジュアル面談が入ると選考期間が長くなるためある程度企業情報がわかっている場合は最初から1次面接から行って問題ないと思います。
朝の始業前、お昼時間、終業後のいずれかの時間を使いながら上手にスケジュールしていきます。
僕の場合はリモート勤務かつ、フレックス制だったのである程度自由に業務時間を調整できました。
本業でのパフォーマンスが第一なので気をつけながら調整しました。
多い時は1週間に6社、理想は2,3社で選考を進める
最初はスケジュール感が掴めず週に6社受けたりしました。
正直1週間に6社もやると、事前の企業研究にあまり時間がかけれず疲弊し続けましたので、できれば最大でも1週間2〜3社に絞って、週末企業研究していくのが良さそうです!
年収より、働く環境、技術、チームメンバー数、ポジションなど内部の情報を重視
実務1年未満(もしくは1年ほど)での転職は年収を上げるのはなかなか難しいと思いました。
僕の場合はざっくり50万〜150万増の提示を受けました。
スキルがついていけば自ずと年収は上がると思うので、まずはそのスキルや自分が欲しい経験が手に入るかを重要視して企業選定をすることをお勧めします。
チーム開発、アジャイル開発かどうか、スプリントはどれくらいの期間か、プロダクトのリリース年数、フロントエンドの技術、使用しているフレームワーク、開発メンバーの人数割合、ビジネスサイドとのコミュニケーション頻度、社風など、
実際に自分がジョインしてどんな業務フローでどのくらいのスピード感で開発をするのかの解像度を上げるようにしました。
エンジニア転職の面接対策で実際にやったこと
面接対策では
「想定される質問を事前に洗い出してそれに対して、ゴモゴモせず説明できるようにしておく」
言ってしまえば、ただこれだけです。これを時間が許す限り繰り返しました。
具体的に面接時に聞かれた質問、想定して準備た質問の例は下記になります。
ポイント
- なぜ転職始めたのか
- 次の会社に求めるものは
- どんな環境で働きたいか
- 上司と意見が合わない時どうするか
- 失敗経験は何か?
- うまくいった経験は何か?
- 何をしている時が楽しいか?また、それはなぜか
- 今後、どんなエンジニアになっていきたいか
- 今たりてないと感じるところはどこか?
- 他に質問あるか?
1つの設問で30秒〜1分ほど話す内容を準備しておいて、実際の面談では必要に応じて話をまとめて簡潔に伝えるようにしてました。
一般的に納得あるかどうかではなく、自分自身の中でロジックが合っていれば自信を持って話すといいなと思いました。
メモ
具体例:将来フロントエンド、バックエンド、インフラも触れるエンジニアになりたい
→さすがに欲張りすぎじゃない?ちゃんと計画立てれてる?どうしてそうなりたいの?他の人と一緒にやるなどは考えてないですか?
自分の意見に対して色々な質問がくると思いますが、それに対して自分なりの回答があればいいかと思います。面接官も完璧を求めているわけではなく、自分の考えで物事を話しているのかどうかと言った人間性も同時に見ているので、不要な嘘や見栄は控えた方が良さそうです。
返答例
→さすがに欲張りすぎじゃない?:主戦場とする領域はありますが、ある程度の構築、実装はどの分野でも一定できるようにスキルを磨いていきたいと考えている
→ちゃんと計画立てれてる?:今はフロントエンドに絞って業務に当たっている。3年目までに、バックエンドのタスクが取れるように、4年目以降は新規事業など始まった時に率先してインフラ周り含め環境構築、設計周りにも携わっていく想定です。
→どうしてそうなりたいの?:やったことない領域に興味があるのと、自分の管轄以外無関心より、多少なりとも知見がある方がチーム開発する上で良いと考えるため
→他の人と一緒にやるなどは考えてないですか?:もちろん考えている。その上で、知識が全くないより少し知っていた方がプロジェクトが早く進むと考える。また、全てが同じレベルとまで考えてはおらず、軸となる領域は持つようにする
↓実際質問をまとめていた時のスクショ
↓各設問ごとに300文字〜600文字ほどの解答例を記載して返答できるように練習しておく
エンジニア転職でやっておけばよかったこと・失敗談・気をつけること
転職時に関わらず、いざ来たる転職を見据えて普段から少し気をつけておけば色々とよかったなということがあったのでそれを紹介しまします。
GitHubは個人のアカウントを使用する
すごく初歩的ですが、エンジニア1年目の自分はGitHubもまともに使っておらず、会社に入った時の会社のメアドでGitHubを作りました。
以降実務での開発は全て会社のアカウントでコミット、プルリクレビュー、リポジトリ管理をしていました。
「個人のアカウントで会社の組織アカウントにジョインする」にすべきでした。
退職後も自分がエンジニアとしてやっていき、GitHubを活用していくなら活動の記録は個人のアカウントに紐づけておくのは基本中の基本ですがそれに気づいたのは転職する時でした汗
1日1コミット
転職時、大層なポートフォリオを持っていなかった自分は毎日継続的に学習しているのを話す時にそれを証明するものがあまりなく面接で苦戦しました。
万全の準備はできずとも、毎日コミット積んでその記録を残しておくのはすごく有効です。
本業でのパフォーマンスが第一
転職時は、職務経歴書の作成、面接対策、ポートフォリオ制作、エージェント面談、選考などたくさんやるべきことがありますが、本業でのパフォーマンスが落ちるのが最も避けたいことです。
基本的に、転職活動時は社内に他言せず進めるため、ここのパフォーマンスが下がると精神的にとても不安定になります。
転職活動で頑張りすぎて疲れてもそれを言い訳に社内メンバーに言えない環境はメンタルが落ちる大きな要因のため、バランス感覚を大事にするのがいいと思いました。
僕の場合は、有給などをうまく使って余裕を持って仕事に取り組むのを意識していました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は僕の場合ではありますが、26歳で実務1年未満でエンジニア転職した時の体験談をリアルにお伝えしました。
より詳しく気になった方がいらっしゃいましたらSNSなどを通じてDM頂けますと幸いです。
転職活動時の実際の動き方
- 転職サイトに登録
- よさそうなエージェントとカジュアル面談
- 職務経歴書のテンプレをダウンロードして作り込む
- スプレッドシートに面談企業のリストアップ
- お昼休憩、終業後など時間を見つけてカジュアル面談設定
- 多い時は1週間に6社、理想は2,3社で選考を進める
- 年収より、働く環境、技術、チームメンバー数、ポジションなど内部の情報を重視
面接対策用の質問リスト
- なぜ転職始めたのか
- 次の会社に求めるものは
- どんな環境で働きたいか
- 上司と意見が合わない時どうするか
- 失敗経験は何か?
- うまくいった経験は何か?
- 何をしている時が楽しいか?また、それはなぜか
- 今後、どんなエンジニアになっていきたいか
- 今たりてないと感じるところはどこか?
- 他に質問あるか?
普段からやっておくといいこと
- GitHubは個人アカウントで活動する
- とにかく毎日1コミット。それが自分を支える証拠になる。
- 本業でのパフォーマンスが第一:本業との両立はとても大変。無理せず本業に支障をきたさないように気をつけながら行う。
少しでもヒントになれば幸いです。今回は以上です!
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