留学したいと思ったことはあるけど、具体的な方法とか、自分に合った留学の種類とかわかってないんだよね〜。ビザとかワーキングホリデーとかも今いち、、
みなさんこんにちは、てんこです。
今回は留学したことないけどこれからしたい人向けに、留学を充実した時間にするために知っておくべき知識をご紹介します。
実際に留学して気づいたことや感じたことも踏まえてお伝えしていきます。
この記事を読むことで得れるもの
- 漠然とした留学したいから目的を持った留学したいに変わるきっかけを見つけられる。
- 留学に向けた計画的な準備ができるようになる。
- 自分に合った留学手続きの方法がわかる。
- 留学中・留学後に知っておきたい心構えも合わせて知ることができる。
この記事では漠然とした留学希望の人に「しっかり決めることで留学の時間が100倍以上有意義になるで!」というのをお伝えすることを目的としてます。
留学する意図を明確に持っているか?
早速ですが、留学する目的を明確に持っているでしょうか?
これが重要であることは皆さん認識していると思いますが、より解像度高めで理解していきましょう。
よくある留学体験記
「結局仲良いやつとずっと話してて英語喋った記憶そんなになかったな〜」
「長く、いい旅行ができたと思えば、ね?笑」
「違う文化に触れることができたから行ってよかった」
「注文くらいは英語で言えるようになったよ〜♪」
正直こんなものは全て言い訳でしかないです。日本で、自宅とかで十分できることを高いお金と時間払ってしてるだけで、本質は変わっていないです。
これらは全て「目的が曖昧」のため起きます。目的を考えることは意外と難しかったりするので遠ざけがちですが、ここを頑張ることで留学の時間がとてつもなく充実したものになると確信してます。
大きく以下の目的が該当するのではないでしょうか?
留学したい目的
・言語習得したい
・文化に触れたい
・専門分野の勉強をしたい
・人脈を広げたい
・何か刺激を得たい
・価値観広げたい
・(留学行ったというステータスが欲しい)
これらの目的について順を追って考察していきます。
このままでは行った後に後悔してしまいそうだ、、、
留学の目的①|言語習得をしたい
おそらくこの目的が最も一般的で多いのではないでしょうか?
最も多いはずですが、達成できた人は少ない印象です。
一度留学という枠を取り払い、フラットに考えてみます。
言語習得が本当に留学でないと実現できないのかをみていきます。
言語習得するための手段(一部)
・独学
・英会話レッスン
・オンライン英会話
・留学
・外国人コミュニティなどに参加
・外国人の彼氏/彼女を作る
独学
言語習得では、わざわざ留学に行かずとも独学で習得は可能です。コスパも最もいいため一度検討してみる価値はあります。
■メリット|コスパがいい
■デメリット|モチベーションが上がらない。
留学に比べ環境など変わらないことが多い独学はモチベーションが中々上がらないことがデメリットとしてあります。環境を変えることで本気で言語習得する!という人は独学ではなく留学という手段がいいかもしれません。
ただこの後も書きますが、圧倒的にコストが安いのでまずは独学からトライしてみてもいいかもしれません。
■英語の独学を学ぶためのステップ解説はこちら
-
参考英語の独学は何から始めるべき?4つのステップで解説
続きを見る
英会話レッスン
こちらはオフラインで、実際のネイティブの講師と会話ができるため独学に比べ学習速度は早いです。コストも自宅の近くで受けたり、体験など行ってみるなどして安く済ませることも可能です。
■メリット|実際のネイティブの人と直接会話ができ、質の高い学習ができる
■デメリット|現場以外は普段の日常と変わらないため定着に難あり
留学の場合どうしてもまとまったお金がかかるのと取り返しができない(離陸したら最後)ため、まずは英会話レッスンに足を運んでみてもいいかもしれません。
オンライン英会話
こちらはオンライン版の英会話になります。今の時期、中々対面での学習が難しいためオンラインでの受講も増えています。会話がメインの英語学習において移動の時間や費用の面でもオンライン英会話は大きなメリットがあります。
■メリット|自宅でリアルな勉強ができる
■デメリット|モチベーション・やや受動的
コスパを重視した人にとってオンライン英会話は十分有効ですね。
-
参考【英会話】初心者におすすめのオンライン英会話11選を紹介
続きを見る
留学
留学はやはり言語習得にとても有効な手段です。現地でしか味わえない文化や教材にはない発音、言い回し、フレーズなどよりリアルを体験することができるためお勧めできます。しかしその反面コストがそれなりにかかるためよく検討してから出ないとマイナスになってしまいます。
■メリット|言語習得からそれ以外まで最高の環境を得ることができる。
■デメリット|時間、お金といったコストが他と比べ多くかかる。
ついつい旅行気分になり、目的意識を持っていないと無駄になってしまう。
投資するだけ後々リターンがないと意味がないので、検討時間を多く取りしっかり計画していきましょう。
バイトで月10万円とかだし、
外国人コミュニティに参加
大学生ならば留学生に話しかけることでそれ自体が言語習得のステップになります。そうでない場合も、外国人が多数滞在しているドミトリーや宿泊施設などに行くことで気軽に海外の人とコミュニケーションを取ることができます。
■メリット|実質無料で実現可能
■デメリット|自分から話しかけるなどのメンタルが必要
少々荒療治ですが、コストの面などを考慮する人にとってはいいかもしれません。
外国人の彼氏/彼女を作る
この方法が最も有効な方法かもしれません。
もちろん「言語目的で恋人作るってどうなん?」という話になりますが、一度そのあたりは考えず、純粋に相手が日本語以外で話す場合関係値を築くためにこちらも外国語を勉強せざるを得ません。
正直なところ、あっという間に話せるようになります。
留学の目的②|文化に触れたい
海外留学の目的が文化に触れたいという理由の場合、留学の他に「旅行」という手段も考える必要があります。
場所にもよりますが、基本的に3ヶ月間であれば「旅客」扱いであり「滞在」用のビザの発行などは不要なことが多いです。ビザなどの発行やホームステイ先の選定など、留学のための手間を考慮すると一度旅行で海外に行き、その後から留学でも遅くはありません。宿泊先もAirbnbなどを利用することで安く抑えることは十分可能です。
留学の目的③|専門分野の勉強がしたい
専門分野の勉強目的での留学は、大半がすでに明確な理由を持っている人が多いため充実した留学期間をすごすことができるでしょう。
唯一考慮に入れるとすると、日本で実現できないかどうかを検討したうえで決断することです。
検討する項目としては、
・留学と比較した時の費用
・入学条件→クリアするまでにかかる時間
・「専門分野の学習」がしたいのか「英語での生活」がしたいのかを明確にする。
常に投資した分を将来回収できるのか?を検討する必要があります。
留学の目的④|その他複数
その他、人脈を広げたい、刺激が欲しい、価値観を広げたいなどの理由は目的とは言いがたく、どれもオプションです。
基本的に得られる効果に関して、汎用性が効けば効くほど希少性がなくなるため、他のことでも得られることが多いです。
・人脈広げたい→新しい人に会えば達成可能
・刺激が欲しい→新しいことに挑戦・本を読む・何か発信など多数
・価値観広げたい→知らないコミュニティに参加、興味のない分野の本を読むなど多数
以上、留学前に検討する項目について話してきました。ここからは実際に留学するための方法をご紹介していきます。
留学は思い立ったその日からスタート!
今の自分のレベルを知る
・海外ドラマを字幕なしでスムーズに理解できるか?
・英語で自己紹介がスムーズにできるか?
・英会話教室などに体験で参加してみて、無理なくコミュニケーションを取ることができるか?
一部例をあげましたが、今の自分がどれくらいのレベルかを把握します。
海外の知らない土地で人に話しかけて道を聞くことができるか?など具体的イメージを持つとレベル感を把握できるはずです。
その上で、自分の苦手分野を留学当日までに徹底的に磨きます。
留学は目的達成のためにしますが、マインドとしては留学前に目的達成する気概で生活します。留学中は想像もしなかったことが平気で起きるため「留学先で勉強したらいいや」という気持ちだと大なり小なり留学先で後悔することになります。
・もっと勉強してから留学したらよかった〜
・あんなに事前に勉強する必要なかったな〜
どちらの後悔がより悔やまれますか??
計画を立てる
勉強計画
・自力で勉強|単語/音読/発音/長文読解/文法etc...
・人が必要な勉強|会話
留学先では理想は9:1くらいの比率で人が必要な勉強に時間を割きたいです。留学先でしかできないことに時間を割かなければその分コストが無駄になるからです。
そのため、留学前は特に自分1人で完結できる勉強を徹底的に行います。
留学期間
留学期間 | 留学中に行う勉強内容|※理想 |
1ヶ月 | 会話のみ |
3ヶ月 | 会話・文法 |
6ヶ月 | 会話・文法・発音 |
1年間 | 全て |
ここでお伝えしたいことは総じて「時間が足りない」ということです。言語習得は時間がかかりますが留学期間は時間が限られています。
そのため留学先での時間を最高の時間にするために「留学前の時間」を最高の時間にします。留学先では多くの人とふれあい、話し、コミュニケーションを取ることに注力したいため、そのために必要な
単語の勉強
文法知識
発音練習
などは事前にできる限り済ませておきます。これを行う行わないとで留学先の充実度は全く異なります。
当然ですが人間は、面白い人、興味がある人に話そうという気が働くので、たくさん話し自分のことを表現できる人に集まります。それがまた新しい知識を得られる機会になります。現地の方言や、ネイティブのスラングなどはまさにそれです。
留学手段
①|エージェント利用
- 留学前のカウンセリング
- 学校の提案や入学手続きの代行
- ビザ申請のサポート
- 滞在先の確保
- フライトチケット手配
エージェントは仲介手数料が・無料・有料でかかってくるコストも変わってくるためいくつか検討していきましょう
②|知人の紹介
- 知人と自分の関係性
- 実際のホームステイ先の人との事前コミュニケーション
- 通う学校までの交通ルート
- その他ルール事項に対応できるか(ペット・生活リズムなど)
知人の紹介は知り合い先に行くという点で心理的に安心できる面がある反面、公式ではないため入念にコミュニケーションを取り自分がいい環境で過ごすことができるかチェックする必要があります。
・ご飯提供あるか・送迎あるか・家族構成はどうか・関係地良好か・過去ホスト経験あるか
こういったことがあるとないとでストレスが大きく変わってきます。知らない土地で過ごすというのは想像以上にストレスのかかることなのでできる限り宿泊先に関して、気持ちが安らぐ環境を選択していきましょう。
③|交換留学 ※大学生など
・学校の留学サポートセンターに問い合わせ
・留学時期の確認
・TOIECなど留学条件などの確認
交換留学の場合、渡航先の学校で勉強することになるため、基本的には大学の提携先に向かうことになります。
留学条件、留学時期、留学費用、留学先、留学先のカリキュラム、宿泊先を最低限確認し、飛行機に乗る当日から飛行機に乗って帰ってくるまでをイメージできる状態にしましょう。
④|語学学校
・入学申請書を発行してもらう
・入学条件の確認
・入学費用の確認
・生徒の出身国データ調べ
語学学校の場合「あなたの学校で◯◯の期間勉強します」という証明書を発行してもらいます。それが入国時の証明書になります。(僕はそれを持ってなく入国審査時、屈強なガードマンに別室に連れられ事情聴取されました、、、)
その学校に通う生徒がどの国から来ているのかを知っておくと入学後の学校の雰囲気がわかりやすくていいです。なるべく日本人が少ない方が「結局日本人としか話さなかった病」を回避できます。
留学時期
留学時期によって航空費用に大きな差があります。いわゆるシーズンを避けるだけで最大半額以上節約できることがあります。(一般的に6〜8月、12〜2月がシーズン)
手間をとるか、時間を取るか・・・
知っておきたい留学中・留学後の心構え
留学中の心構え
繰り返しになりますが「アウトプット9:インプット1」の認識です。とにかく外に出て違う文化、環境、人種に触れましょう。
仮に1ヶ月間、往復10万円の渡航費、生活費(宿泊込み)10万、学校10万、合計30万円の費用がかかった場合、
1日あたり1万消費している計算になります。8時間の睡眠に3,000円払っているということになります。
そう考えると1分1秒を惜しんでとにかく現地でしか体験できない経験、勉強をしましょう。
1日あたりどれくらい費用がかかっているかを計算するとより行動に移る原動力につながるため試算してみましょう。
おすすめアウトプット
・英語ジャーナル(日記)|翌日添削してもらう
・動画撮影|記念に記録に記憶に残すことで留学後にもモチベーション維持が期待できる
・ナンパ|人にどんどん道を聞く、おすすめの料理をウェイターに聞く、人気のお土産などを聞く
・クラブ|夜のクラブは控えめにいって最高です。みんな狂ってて会話が楽しく、自分の話せない羞恥心も薄れ開放的になります。
・ボイスメモで普段の会話を録音|後で聞き返すことで復習ができる。
復習
記憶は忘れた後の想起の回数で決まります!
日中の行動イメージ
起床後:昨日寝る前に覚えたものの復習
昼:アウトプットに全集中
夜:ホームステイ先の家族にアウトプット全集中
寝る前・移動中・スキマ時間:インプット
効率的に学習するためにこまめな想起の時間を設けます。(この場合・起きた後・移動中・スキマ時間)
留学後の心構え
結論、下記3点に留意します。
・ホームステイ先と繋がりを持ち続ける
定期的にチャットなどをすることで自分の習得した言語を忘れないようにできます。
次回その国を訪問するときがあった場合、行きやすくなる、情報共有が簡単にできる。
・留学中にしてきた勉強を習慣化する
朝起きて昨日の復習、寝る前のインプットなど要所要所の学習を継続することで忘れないようにします。
・投資の回収をし始める
やはり掛けたお金以上にリターンがあることが物事を行う意味になります。留学をしたことで得た知識を発揮する場を見つけアウトプットを繰り返します。ブログを書く、英会話の日本人講師をする、英語の塾講師をする、動画配信をする、留学希望者の支援、などなどやり方は様々
留学で獲得した知識、経験はここで終わりではなくそれを得てからがスタートという意識を持つことが重要です!
最後に
何事も目的を持って行動することで期待通りか期待以上の結果を得る確率が増えます。なんとなく生きるのではなく「あれしたい」「これしたい」の欲求に忠実に真面目に取り組んでいきたいですね。
今は中々留学できる期間ではないですが、留学は思い立ったその日から留学初日です!来たる当日に向けて今から走り出しましょう